kunirov’s diary

書きたいこと書いてます

高尾山で見つけた宇宙人

いきなりトンデモなタイトルで始まります。あなたは宇宙人の存在を信じますか?僕は信じます。というか昨日のアレは宇宙人に違いない!という興奮冷めやらぬ感じで、これは書き留めておきたいヤツ。


昨日は朝から久々にサイクリングで高尾山まで行ったのです。

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ほんとは相模湖まで行こうとしたんですが、延々と続く坂道を登りきる脚が残ってなかったので途中で引き返し、高尾山のロープウェイ乗り場前のベンチで休憩していたのです。



時間は午後3時頃。下山の客がわらわらと通り過ぎていくのを見ながら、缶コーヒーをキュ〜っとやっていたんですよ。

するとロープウェイ乗り場の方から(おそらく尾根道コースから)、あたりを包むような響きが聴こえて来たんです。


ミョォ〜ンズォォォドーーンペケペケッビュゥゥウゥ〜〜ン


なんだなんだ!?


ミョォ〜ンズォォォドーーンペケペケッビュゥゥウゥ〜〜ン


繰り返し僕の脳を侵食しようとする音源。


『や、やめろォ!僕の、僕の脳を侵すなぁァァ!』(My脳内)


周りの下山客はいたって冷静なのか、音のする方に振り向いたりする人はいない。


コレは僕だけに聞こえているヤバい音なんじゃ…白昼堂々、僕だけアブダクションされるとか…



周りをキョロキョロしていたのはほんとに僕だけだったと思う。音そのものよりも、他の人がその音に注意を向けて無い事の方が、事態の異常さを際立たせた。


そして音が近づいてくる。


うわぁ、来る…


音源が何処なのかわからないまま音だけ近づいてくる気味悪さ。


目の前には高尾山からの下山客しかいない。デイバック程度の軽装備だ。重低音スピーカーを担いだマッチョ系兄貴は見当たらない。


音が至近となった時、一瞬だが音が途切れ、違う音源に変わった。


ミョォ〜ンズォォォドーーンペケペケッビュゥゥウゥ〜〜ン


だったのが


フォォ〜ンミュルミュルミュルズーーーンッピャ!


という感じに変化した。

ひと時の静寂から、再び音が解き放たれた、その瞬間、音の出元を僕は聞き逃さなかった。



目の前の下山客のなかに、ひとり前後に距離を置いて(置かれて?)歩く、高尾山にしては明らかに大きなザックを背負い片手に手提げバッグを持ったバンダナ野郎が居たのです。


先程から僕の脳を侵食しようとする

その音は、彼のザックからはみ出たスピーカーから垂れ流されていたのです!


彼は周りを気にかける様子もなく、淡々と、大音量の音源とともに通り過ぎていったのでした。


いや〜、宇宙人だな彼は。


…たぶん地球の山には熊という恐ろしい獣がいて、襲われないように音を出したりして熊除けということをするんだよと教わった結果、ああなったんだね。うん。そうかなるほど新手の熊除けだったのか!納得。


後から思えば、他の下山客があの音を気にしてない様子にみえたのも、関わったらヤバそうな気がしちゃうからでしょうね。


彼が何をしに高尾山に来たか?そりゃ山の上の方が交信しやすいもの…